ざくろは中近東地方、ペルシャ(現在のイラン)を原産国とする落葉樹の果実 です。ざくろは、原産地のイランはもとより古代国家では高貴な果樹として珍重され、さらには生薬として大いに愛用されていました。中東の国々では「天国の果実」と言われ、イスラム教の聖典コーランにも記載されている歴史ある果物です。
その果実すべてに有効成分が含まれ、捨てるところはないと言われ、古くからスキンケアにも使われてきました。
現在は世界中で広く栽培されており、イラン産、カルフォルニア産が有名です。日本でも栽培されていますが、イラン産はその中でも最高級品とされて います。
薬用として長い間珍重されてきたざくろは、イランの一地方でしか育たない「黒ザクロ」のことです。熟すと表皮が真っ黒になり、小ぶりで果実のひとつ ひとつが大きく濃厚で緻密です。種皮が薄く、種子が豊富な点が、他のザクロと全く違う点です。
皮が薄く、実が多いため、廃棄率は一般のザクロ80%に対して、
イラン産は40%と半分です。
イランでは果実の取扱いはせず、伝統医学医師、民間薬博士により扱われています。
ざくろには、ビタミンやミネラルなどの有効成分が豊富に含まれています。
※右図参照このほか、女性ホルモンのエストロゲンに似た成分(植物エストロゲン)の宝庫であることは昔から知られています。特にざくろは果実よりも種子が重要で、エストロゲン一種である「エストロン」が多く含まれています。
エストロゲンは女性ホルモンのひとつで、40代半ばから分泌が減少し、イラ
イラや不眠、倦怠感など、更年期症状の原因となります。また、エストロゲ
ンが低下すると皮膚のコラーゲンやエラスチンも減少しますので、しわやた
るみといったお肌の老化の原因にもなります。ざくろには、崩れがちなホル
モンのバランスを助ける効果がありますので、女性らしさや若さを保つこと
が期待できます。
また、ざくろ種子油に約60%以上含まれている共役リノール酸の一種「プニ
カ酸」は、細胞を作る重要な要素です。主に、細胞膜を作る材料となり、正
常な肌の再生や血管の弾性を助けることで、しわ、しみ、たるみ、乾燥など
の様々なトラブルの予防につながります。そして、「エラグ酸」と呼ばれる天然型ポリフェノールの一種は、お茶の6倍の含有率ともいわれています。
ポリフェノールの抗酸化作用は、肌の新陳代謝を高め、肌色を明るくします。
また、角化細胞を抑制し、抗菌及び保湿効果、収斂作用もあるため、毛穴
を引き締めなめらかなお肌へと導いてくれます。
ざくろの種にはポリフェノールが最も多く含まれています。
種まで入った「まろやかザクロ濃縮果汁」は抗酸化成分たっぷり!
アンチエイジングへの第一歩!!
冷たいお水やお湯で5〜10倍に薄めてお召し上がりください。水に薄めて1本で約2リットルのざくろジュースが作れます。
一風変わったレシピで楽しむのも◎!
・炭酸や牛乳、サワーで割って!・ゼリーやケーキなどのスイーツに・アイスやヨーグルトのトッピングに・肉料理のアクセントに